FEプレイ記 スーパーファミコンSwitchオンライン版紋章の謎 ①

2020/09/23~10/31にかけてプレイ

注意:このプレイ記には紋章の謎のネタバレが多く含まれます。

【SFC版をプレイするにあたっての目標】

FC版暗黒竜と光の剣をプレイしたこともあり、第一部をプレイするかどうかについては悩ましいところではあった。
数年ぶりのプレイならともかく数か月前にクリアしたばかりのゲームを再度プレイして飽きないのか? という懸念があったからである。
しかしだからといってプレイしないというのも、「それって全作プレイって言えるの?」と思えたので、結論からいえば、第一部からプレイすることにした。

FC版でやり残したことといえば、仲間にできなかったキャラの存在である。
というわけで、SFC版の第一部をプレイするにあたっては、

①ロレンスを仲間にする

②全員仲間にする・ロスト数ゼロ

を目標にすることとした。

②に①も含まれるだろ! という感じもするが、どうしてもロレンスのことは心に残っていたため、大きく目標として掲げることにした。

できればFC版で活躍させることのできなかったキャラを使いたいなとも考えたが、そのあたりは明確な目標にすることはしなかった。
新・暗黒竜をプレイするときにそのあたりは好きにできるだろう(外伝を回収する予定であるため)とも思ったからである。

【FC版と比較して】

まずFC版と比較して驚いたのは、とにかく親切であるところだった。

アイテムの説明が見られる!!!!

移動範囲が見られる!!!!!

特にアイテムの説明は非常に助かった。
基本的に攻略本等は見ないプレイ(ストーリーのネタバレ回避のため)をしているため、FCの2作についてはアイテムを勘で使用するしかなかったのだ。アイテム説明がゲーム中で見られることがこんなにもありがたいことなのかと感じずにはいられなかった。
今まで当たり前のように思っていたゲームの仕様にも歴史があるのだなと、FC暗黒竜→SFC紋章の謎第一部の移り変わりで気付かされた気がする。

またこれは私が一度クリアしているからかもしれないが、全体的に難易度は易しめに感じた。増援がひたすら出てくるという場面があまりなかったように思う(第七章のみなとまちワーレンだけは増援全て出したのでえらい時間がかかったが)。
また、キャラクター削除・マップ削除もあり、ボリューム感もFC版ほどには感じなかった。

回復の杖を使って経験値を得られる変更によって、シスターがとても使いやすくなっていて良かった。
FC版だと敵の攻撃回避でしか経験値を得られなかったため、これは良改善といえる。

ただ、室内マップだとソシアルナイト系やペガナスナイト系のキャラが強制的に降ろされるのは面倒だった。
室内も馬やペガサスで駆けさせてほしい。
この変更のせいで、わざわざ室内マップになると武器の持ちかえをさせなければならず(乗っているときは槍・降りているときは剣しか使えないため)、ソシアルナイト等のキャラクターを使う気力が削がれてしまった。
外伝のように自由に転職できるキャラがいたら、おそらく全員傭兵にしてしまったと思う。

恐らくステータスの数値で違うのだと思うのだが、キャラごとに移動させるときの速さが違うのは少しじわじわときて、思わず笑ってしまった。
そこを変える意味はあるのか?

武器と道具が別カテゴリのアイテムになっていたため、ワープの杖をハマーンの杖で修理するという姑息な手段を使うことができなくなっていたのは驚いたが、当然ともいえる。
範囲に限界がないワープは非常に強力で、これが無尽蔵に使うことができるのであれば、ゲームとしてのバランスが崩れることは目に見えている。

ガトーが仲間にならなかったのもびっくりした。
だからガトーが最終戦でも直接的な手助けはなしで、ただ応援の電波を飛ばしてくるおじいさんにしか思えず、なんだこいつ? 感が出てしまっているような気がする。
あと、光のオーブと星のオーブを持っていかなかった場合の、静かに怒るガトーのセリフが一部変更されていたのが面白かった。

そうして メリクルレイピア
グラディウス、デビルアクスなど
いりょくのある ぶきを
よういせよ

ガトー(FC版)

そうしてメリクルソード・
グラディウス・パルティアなど
攻撃力のある武器を用意せよ

ガトー(SFC版)

個人的にデビルアクスを急に勧めてくるガトー様はかなりじわじわとくる面白さだなと思っていたので、SFC版で普通のセリフというか「まあ普通はその武器を出すでしょうね」なセリフに変更されていて、少し悲しく思った。

顔グラについてはみんな総じて顔面レベルが上がっていてびっくりした。
特に一番びっくりしたのはオグマだ。

そんな90年代の二次元イケメンみたいな顔していたのか!?!?
マルスやシーダ、ナバール等については順当な進化だな(?)と思っていたが、オグマだけはとてもびっくりした。
唯一カミュに関してだけは、FC版の方が「急に出てきた謎の顔が良い男」というのが出ていて、そちらの方が好みかなと思った。
FC版2作で付き合った顔グラなので、ただ愛着があるだけかもしれない。

また地味にマルスのじいの名前が「モロドフ」であることを知れたのも良かった。
ハーディンが王弟であるというのもかなり驚いた。FC版暗黒竜では隊長としか呼ばれていなかったので、そんな血筋の人だとは微塵も思っていなかった。
この辺の設定開示や変更は、もちろん第二部を見越してというのもあるだろうが、やはりゲームハードが進化したというのも大きいのだろう。

FC版2作については不親切さも目立ち、「レトロゲーを遊んでいる感」がとても強かったのだが、SFCになると文字に漢字が使えるようになっていることもあって、レトロゲーという印象はあまり受けなかった。今でもインディーゲーや低価格ゲーの範囲で出されたら普通に通用するはずだ。
私はSFCのゲームを遊んだことがこれまでほとんどなかった(一瞬だけSwitchオンラインにきたパネルでポンにはまったくらい)のだが、30年前に発売されたハードといっても侮ってはいけないなと強く感じた。

正直なところ、SFC紋章の謎第一部を遊んでしまうと、「FC版をやる意味とは……?」と冷静に考えてしまう部分もあったので、やはりFC版から発売順に遊ぶ選択は正解だったなと思う。

私はリフが好きなので、FC版もLoveなのだが、人に勧めるのであれば、ストーリーを追いたいだけであればSFC紋章の謎第一部の方を強く推す。

ただ全作プレイをしようとする方は、ぜひFC版暗黒竜と光の剣からプレイしてほしいなと思う。当時のプレイヤーの感動を追体験できるので。

【全体の感想】

ストーリーの変更は基本的になかったが、説明不足だった部分の補完・おそらく第二部への伏線で手を加えられており、より分かりやすくなっていて良かった。
何より、漢字で表示されるので分かりやすい(タリス島のことをしばらくタリス塔という塔があるものだと思っていたくらいなので)。

最終的には、マルス・シーダ・カイン・アベル・ゴードン・ドーガ・オグマ・ナバール・マリク・ジュリアン・レナ・マリア・ミネルバ・チェイニーを使った。
あまりFC版と代わり映えのしない面子ではある。リフがいないので回復役は違うが。
とにかく傭兵2人が強かった。
あと、最終章ギリギリのところで武器レベルが上がり、グラディウスを使うことができるようになったドーガも、かなり色々な場面でお世話になった。
チキはやっぱり強かったので第19章で非常に役に立った。

今回はリフがいなかったため、スターライトについてはマリクに使用してもらった。

シナリオ終了ターンは各章下記のような感じだった。

1章マルスの旅立ち10ターン
2章ガルダの海賊10ターン
3章デビルマウンテン10ターン
4章オレルアンの戦士達13ターン
5章ファイアーエムブレム14ターン
6章レフカンディの罠14ターン
7章港町ワーレン44ターン
8章プリンセス・ミネルバ25ターン
9章ノルダの奴隷市場12ターン
10章アカネイア・パレス20ターン
11章悲しみの大地・グラ14ターン
12章魔道の国カダイン10ターン
13章アリティアの戦い19ターン
14章スターロード・マルス8ターン
15章マムクート・プリンセス14ターン
16章ブラックナイツ・カミユ38ターン
17章天空を駆ける騎士11ターン
18章悪の司祭ガーネフ9ターン
19章マムクートの王国16ターン
20章選ばれし者達10ターン
総ターン数321ターン

今回から終了ターンや個人戦績をEDで出してくれるようになり、とても嬉しい。
こうしてまとめて見返すと、感慨深いものがある。

第14章のターン数の少なさはどれほど増援が嫌なのかということを如実に表している。
だからメンバーカードを取り忘れてしまうようなことになるのだろう。
新・暗黒竜では取り忘れないように気をつけたい。

なぜ港町ワーレンの章だけターン数が多いかというと、街の入り口で地雷戦法をとっていたからだ。

そんなことをしていたからこの章だけでドーガがレベル20になってしまい、しばらく使いにくい状態になってしまった。

個人戦績を戦闘数の多い順で見ると、やはりというべきかマルスが一番多く戦っていた。
第16章の闘技場で少し金を稼いだことも影響している。

マルス 68勝
ドーガ 64勝

その次が40勝台で、シーダとゴードンとオグマとナバール。
さらに30勝台が、カインとアベルだった。
かなり順当な結果といえるだろう。

今回はアランを選んだのだが、結局あまり使うことがなかったので(パラディン武器持ち替え面倒だし……)その点はもう少し使ってあげればよかったなと思った。
ロレンスも結局仲間にしただけで活躍させることができなかった。

計45名 戦死0名

戦死者ゼロだったためか、このまま流れるように二部のオープニングが始まり、焦った(まだ二部をやるつもりではなかったので)。

【ロレンスとカミュについて】

私は紋章の謎で初めてロレンスを仲間にしたので、FC版ではどうだったのか確認できていないのだが、第16章でのこの二人の対比関係がとても印象に残った。

カミュもロレンスもどちらも敵として出てきて、マルスやシーダに勧誘をされる場面がある。
カミュは滅亡近い祖国を裏切ることはできないとその勧誘を断り、ロレンスはこのあたりが潮時だろうと判断して同盟軍の仲間に加わる。

もはやグルニア側の負けが見えている状況においての、このカミュとロレンスの違いはとても素晴らしいなと思う。

私個人の価値観にはなるが、勝敗が未だ決まらない状態で国を裏切るのはもちろん論外ではあるものの、戦っても負けることが見えている状況で自死にも近いかたちで尚戦う必要があるのかという点について、私はどちらかといえば否定的な考えを持っている。
互いに相容れない価値観を持っているならまだしも、カミュは今までも密かに手助けをしてくれているのだから、ロレンスのように引き際だと見極め、投降して同盟軍に下り手を貸すという方法が絶対に取れないというわけではないだろう。
(互いに相容れないのであれば戦うしか方法がないと思うので、戦うこと自体を否定するわけではない)

それでも最後まで戦うことを選んだカミュは、とても青臭いのだと思う。
このあたりが老練なロレンスとの対比であり、第十六章の面白さに繋がっていると感じた。

信念に殉ずるのはとても理想論的で美しいのだが、問題は戦後どうするかということである。
将軍という立場の人間・人間性にも問題ない人物がどれほど得難い人材なのかという観点をカミュは欠いているのではないだろうか。
戦乱に荒れた国々が復興するためには優秀な人材がどれほどいても足りないくらいだというのに、そこを自身の思いで死に向かうというのは立場を考えるとどうなのかなーと思う。
戦いのことばかりに意識が向き、戦いが終わった後のことに意識が向かないのは騎士としての限界なのかもしれないが、それでも将軍という立場であるからにはちょっと考えて欲しかったな。そこは政治の範囲で王族が考えることだと言われると反論のしようもないが。

しかしその後、カミュがなんだかんだで別大陸に漂着して、再び別の戦争に巻き込まれることを考えると、生きることって大変なんだなあと感じずにはいられない。

【第二部に向けて】

第一部は色々なことを平行しながらプレイしたこともあり、少し時間がかかってしまった。

このままでは一体いつになったら全作プレイが終わるのかという気持ちもあるので、第二部は一気にやってしまいたい。

エンディング後に第二部第一章冒頭までは流れで見てしまったのだが、正直不穏さを強く感じたため、ドキドキしている。

とにかく第二部は歩き移動をする人たちを中心的に使っていければいいなと思う(ヒロインであるシーダは別)。武器の持ち替えが面倒なので。